[試合後談話]2014.12.27
打ち合いの末に
ヘビー級3戦目
 27日、大阪市内の住吉区民センターで真正ジム・六島ジム・グリーンツダジム共同開催の興行が行われた。この興行のメインイベントでヘビー級転向後3試合目となる日本同級1位の石田順裕(38=グリーンツダ)が、同級2位の竹原虎辰(36=緑)と対戦した。
打ち合いの末に
 ヘビー級ならではの豪快な打ち合いとなったこの試合。1R序盤から石田のワンツーが竹原の顔面にヒットすると早くも竹原が右目下から出血。乱打戦となり4R終了時点で竹原の傷が深いと判断した竹原陣営から棄権の申し入れがあり試合終了。石田がヘビー級転向3戦目をTKO勝利で飾った。
石田順裕(38)
 控え室に戻った石田は「竹原選手の圧力はすごかったですね。本当なら足を使って戦うつもりでしたが、このまま圧力に負けてしまうと思い接近して打ち合うことになってしまいました」と反省の言葉が口をついた。「自分の思っているヘビー級の動きからすれば前回の試合よりは動けたかなと思うけど30%くらいしかイメージ通りには行かなかった」と振り返った。「まあ、京太郎(日本王者)よりは早めに終われたので良かったですけど」とようやく笑顔を取り戻し会見を終えた。
左:村上学トレーナー右:竹原虎辰(34)
 一方、悔しい敗戦となった竹原は医師の治療後会見を開き「僕の距離でやらせてもらえなかった。やっぱり上手かったです。残念です」と言葉少なに会場を後にした。