[報告会見]2014.12.17
さらなる前人未到へ
加納陸(17)
 日本プロデビュー前に判定勝利を収め、初戴冠を果たした加納陸(17=大成)が17日、三田市内の大成ジムで会見開いた。加納は今月9日、タイ国バンコク市内で開催されたWBAアジアミニマム級王座決定戦に臨みベルトを手に入れた。
丸元大成会長
 会見の冒頭大成ジム丸元大成会長は「9日、バンコクでWBAアジアミニマム級王座を獲得しました。試合内容はまだまだでしたが、12Rフルに戦いましたし、本人にはいい経験になったと思います」と試合の様子を語り「これから日本で3月か5月にプロテストを受け6月に三田で日本デビュー戦を予定しています」とジム創設2年でのチャンピオン誕生に喜びを語った。
 さらに丸元会長は「6月のデビュー戦前に3月、同じくタイ国バンコク市内でこのタイトルの防衛戦をやります。日本でデビュー戦前に世界ランキングに入っていた選手は僕の記憶の中ではいなかったのでそこも目指していきます」とさらなる日本人前人未到の記録に挑戦すると明かした。続けて「6月の試合のファイトマネーは500万を用意しています」と破格のファイトマネーで加納を鼓舞することを語った。
WBAアジアのベルト
 加納は「去年の12月海外でデビュー戦をさせてもらって、1年間の集大成としてタイトルを獲れたので充実した1年でした」と振り返り「でも、あくまで目標は世界チャンピオンなのでここに満足せず、また、一から練習を頑張ります」と意気込みを語った。
さらなる高みへ
 6月のデビュー戦のファイトマネーについて聞かれた加納は「テンション上がりますね。それで服買います」と17歳の若者らしい笑顔を見せて会見を終えた。