[ニュース]2010.4.21
内山高志、公開スパー!
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 来月17日(月)、さいたまスーパーアリーナで初防衛戦を控えるWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)が20日、ワタナベジムで公開スパーリングを行った。
 185cmと長身の挑戦者アンヘル・グラナドス(ベネズエラ)を想定し、パートナーには180cmの日本フェザー級1位・天笠尚(山上)が務めた。内山は4Rのスパーリングを行い、身長差を感じさせる事の無いボクシングで終始天笠を圧倒した。
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 内山は下半身強化の一環として自転車トレーニングを取り入れており、スパーリング前には「自転車で追い込み、階段を下りるだけでコケそうになってます。下半身がパンパンな状況です。スパーで良い踏み込みが出来ないかも」と語っていたが、長身の天笠を相手に常にジャブで前に出てリズムを作り、右ストレート・左アッパーで天笠を仰け反らせ、左ボディを的確に打ち込んでいた。自転車トレーニングのあらわれか、接近戦では上体が起き上がる事無く右アッパー・左フックをヒットさせ、身長差を苦にせず自身のボクシングを展開。初防衛戦まで1ヶ月を切り、順調な仕上がり具合を見せていた。
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 スパーリング終了後、パートナーを務めた天笠は「強いなんてもんじゃない。左ボディがエグイ!!僕がパンチを打つのに合わせ、内山さんはインサイドから打ち込んで来ました。パワーが凄過ぎる!!」と驚きを隠せずにいた。
 確実にパワーを果たしている内山。世界王座初防衛戦に向け、着実にその拳に磨きを掛けている。5月17日、内山の剛拳がグラナドスに炸裂する瞬間、さいたまスーパーアリーナは震撼する!!