[試合結果]2014.9.20
ナルバエスのV11戦
オマール・ナルバエス
 WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(39=亜)の11度目の防衛戦が19日(日本時間20日)、1位のフェリペ・オルクタ(28=メキシコ)を迎えアルゼンチンのコルドバで行われた。
○オマール・ナルバエス(亜)
12回判定(2対0)
●フェリペ・オルクタ(メキシコ)
 両者は昨年5月に今回と同じ立場で対戦し、ナルバエスが2対1の判定で辛勝している。しかし、ひとりのジャッジは大差でオルクタを支持したほどで、「地元判定」との声が挙がったものだった。1年4ヵ月ぶりの再戦となったが、今回も競った内容となった。サウスポーのナルバエスは巧みな位置どりと技巧で主導権掌握を狙うが、8割近いKO率を誇る挑戦者も譲らない。前回同様、勝負は終盤までもつれたが、今回は勝負どころの11回、12回でナルバエスが抜け出した。採点はひとりが114対114のイーブンだったが、残る二者は116対112の4ポイント差でナルバエスに軍配を挙げた。フライ級で16度の防衛後、スーパーフライ級でも11度の防衛を果たしたナルバエスは、これが区切りの30度目の世界戦だった。戦績は46戦43勝(23Ko)1敗2分、オルクタは32戦29勝(24KO)3敗となった。