[試合後会見]2014.9.17
黒田雅之の思い
輝きをとり戻せるか
 17日、後楽園ホールで開催された「ホープフルファイト16」では、今年4月の日本王座挑戦からの再起戦となる黒田雅之(川崎新田)がリングに上がった。
勝利の味を思い出す
 黒田が2R1分14秒でのTKO勝利。11年11月以来、実に約3年ぶりとなる勝利となった。リング上で「喧嘩に毛が生えたようなボクシングになってしまいました」とインタビューに答えた黒田だったが――。
ホッとしてます。
 控室に戻った黒田は「約3年、引き分けと負けを繰り返し、ボクシングを続けてきました。負けたら終わりと思っていたので、倒そう倒そうとする気持ちが試合に出てしまいました。勝てて正直ホッとしています」と胸の内を明かした。
何が何でも勝ち続ける
 3年の間、勝ち星に恵まれずボクシングを続けて来れた理由を「もちろん引退も考えました。でも、色々な世界王者とも練習をさせてもらって、うらやましく思えたし、自分のボクシングがそこまで通用しないとは思えなかったからですかね。自分と何がそこまで違うのかと、よく考えていました」と明かすと「やっぱり勝たないとダメだし、勝ち続けないといけないと思いました。今までは綺麗な内容で勝つことにこだわってきましたが、何が何でも勝っていかないとダメなんだなと思いました。決まった試合を確実に勝っていきたいです」と意気込んだ。