5日のアドリアン・ルナ(メキシコ)戦ではKOを逃し、プロに入って初めて10ラウンドをフルに戦った村田は、試合から9日経ったこともあり綺麗な顔で解説に臨んだ。「試合後2日で腫れは引きました」と笑顔をみせた。年内に予定されるプロ第6戦に向けて今週中にも本格的なジムワークを開始する予定だが「その前に家族サービスをしなくちゃいけないですからね」と白い歯をみせた。「5月の試合後、修正すべき点が9月の試合でも直っていなかったのが自分ではショック。でも、すべてポジティブにとらえています」と話した。

　メイウェザー対マイダナに関しては「メイウェザーはマイダナの先制攻撃を許さず、相手のパンチを空転させて力をつかわせた。そして相手のスピードが落ちたところにカウンターを浴びせるという賢い戦いぶりだった。完璧に仕上げてきたときのメイウェザーは本当にすごい」と、感心しきりだった。近い将来の対戦候補としてマニー・パッキャオ(比=WBO世界ウェルター級王者)の名前が挙がっていることに関しては「パッキャオも全盛期ではないので…」と言葉を濁した。