[海外ニュース]2014.8.29
雪辱か返り討ちか
 IBF世界スーパーバンタム級王者キコ・マルチネス(28=スペイン)は9月6日(日本時間7日)、英国北アイルランドのベルファストでカール・フランプトン(27=英)の挑戦を受ける。今年4月に3階級制覇を狙った長谷川穂積(33=真正)の挑戦を7回TKOで退けているマルチネスは「ベストのマルチネスを披露する」と意気込んでいる。
 マルチネスとフランプトンは昨年2月、欧州王座とIBFインターコンチネンタル王座をかけて対戦。フランプトンが9回TKO勝ちを収めている。その半年後に戴冠を果たしたマルチネスに対し、フランプトンは結果的に遠回りして指名挑戦権を手にしたことになる。「あのときは十分な準備ができていなかった」と言い訳するマルチネスは「今度は完全な体調で試合に臨み、KOで借りを返す」と威勢がいい。フランプトンも「彼は世界王者になって2度防衛しているのだから、前回よりも強くなっているはず。今度はぜひともベストの状態でリングに上がってほしい。そしてベストのフランプトンがベストのマルチネスに勝つんだ」と、こちらも自信満々だ。フランプトンの地元での試合ということもあり、オッズは4対1で挑戦者有利と出ている。