[メキシコ]2014.8.25
NEWS FROM MEXICO
 元WBC世界ライト級王者アントニオ・デマルコ(28=メキシコ)は23日(日本時間24日)、メキシコのバハカリフォルニア州テカーテでラナード・タイナー(39=米)とウェルター級10回戦で拳を交え、10回判定勝ちを収めた。
 デマルコは初回にタイナーの右フックを浴びてダウンする苦しいスタートとなった。しかし、経験豊富なサウスポーは2回以降は試合をコントロールして大差の判定勝ちを収めた。採点は三者とも98対92だった。12年11月にエイドリアン・ブローナー(米)にWBC王座を明け渡してからスーパーライト級~ウェルター級に転向したデマルコは3連勝、通算戦績を35戦31勝(23KO)3敗1分に伸ばした。タイナーは44戦31勝(20KO)11敗2分。
 23日(日本時間24日)、メキシコ州コアカルコではWBC女子シルバー、ライトフライ級タイトルマッチをメインとするイベントに、メキシコでは期待されている新鋭が3人出場した。フェザー級のエンリケ・アンへレス・ジュニアは、アルマンド・ガリバイ(メキシコ)に苦戦を強いられたが6回判定勝ち。ウェルター級のディエゴ・クルスは、イグナシオ・ミランダ(メキシコ)を5回KOに下したが被弾も多く課題を残す内容だった。ジョバンニ・レイ・バルガスは、フィリピンのダニエル・フェッレルを2回に左のレバーブローからの連打でレフェリー・ストップのTKOで仕留めた。メインのジェシカ・チャベスは、アメリカのメリッサ・マックローと対戦し、苦戦の末接戦を制しタイトルを守った。