木村所属の花形ジム花形進会長は「プーンサワット側から5月5日にどうだという話が来ている。やれるなら(木村に)やらせたい。今は先方からの連絡待ちかな。今週末の興毅の統一戦にタイのプロモータも来るだろうし、その時に会えれば会って話を進めたい。タイでの挑戦は不利だけど、一か八かこれはやって見ないと分らない」と水面下での交渉が進んでいる事を明かした。また花形会長は「ラジャダムナンで俺は世界戦を戦った事があるんだよ。その時は判定で負けたけど。ここで木村が決まればこれも因縁だな。花形スペシャルを炸裂させて貰うしかないよ!!」と世界奪取に意欲を覗かせた。
　王者プーンサワットは、今年1月に細野悟(大橋)の挑戦を退け、2階級制覇の実力を満天下に知らしめた実力者である。5月5日のプーンサワットへの挑戦が正式決定すれば、木村章司にとっては間違い無くビックチャンスとなる。敵地タイ、タイ格闘技の聖地とも言えるラジャダムナンが会場と、木村にとって全てが不利の状況ではあるが、王座挑戦が正式決定したならば是が非でもこのビックチャンスを掴んで貰いたい。
　ラジャダムナンで、花形進&木村章司の“花形スペシャル”がプーンサワットに炸裂する事を期待したい。