[海外ニュース]2014.8.4
コットVSゴロフキンの可能性
ミゲール・コット
 WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(33=プエルトリコ)のトレーナーを務めるフレディ・ローチ氏が、同じ階級のWBAスーパー王者ゲンナディ・ゴロフキン(32=カザフスタン/独)との対決について前向きな考えを示している。
ゲンナディ•ゴロフキン
 ローチ・トレーナーはコットの対戦相手に関して「第一候補はサウル・アルバレス(メキシコ)で、ゴロフキンは第二候補」と位置づけているが、ライバル王者の実力については認めている。先月26日に米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われたゴロフキン対ダニエル・ギール(豪)の試合をリングサイドで観戦したローチ氏は「ゴロフキンの試合を初めて見たが、ディフェンスは完璧とはいえないけれどストロング・パンチャーだ」と評価。愛弟子との対決に話が及ぶと「コットはミドル級では小さいので、ゴロフキンが154ポンド(約69.8キロ=スーパーウェルター級リミット)に近い体重まで落とせるなら」と条件をつけている。ゴロフキンもミドル級では大柄な方ではなく、「大きな試合が組まれるのであれば154ポンドまで落とせる」と話しており、体重の摺り合わせはそう難しい問題ではなさそうだ。次戦はゴロフキンが11月、コットは12月13日が有力視されており、両者の直接対決は早くても来春ということになりそうだ。K2プロモーションズ、ゴロフキン自身、そしてアベル・サンチェス・トレーナーもビッグマッチを望んでおり、このカード、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。