[公開練習]2014.8.1
4団体制覇へ
4団体制覇へ
 8月9日(日本時間10日)にメキシコのモントレでIBF・WBO世界ミニマム級王座統一戦に臨むIBF世界王者、高山勝成(31=仲里)が1日、日本での最終調整を公開した。日本ボクシング史上初となる主要4団体制覇に向けて順調な仕上がりをみせた。
高山 普段通り
 練習前に会見に応じた高山は「体重も後400gぐらいなので順調に普段通りきていると思います」と元気に答えた。二十歳のWBO王者ロドリゲスJrの印象を「タフですし、フィジカルも強い。特にスイッチヒッターなのでそれに対応できる準備はしてきました」と警戒しつつも「僕には海外で戦った経験もありますし、スイッチに対するイメージトレーニングは十分に出来ているので試合が楽しみです 」と自信をみせた。
中出トレーナーも元気
 7月4日脳腫瘍の大手術から復帰した中出博啓トレーナーは「死に損なったので、かなり元気です」と自身も体調を万全に仕上げたと記者団の笑を誘った。「ロドリゲスの一番の対策はスイッチですね。高山が9日前に東京で古傷の右目上を腫らしたのでスパーリングも40か50Rしかできなかったですが、かえってイメージトレーニングに切り替えられたのでよかったと思っています」と意気込みを語った。
順調な仕上がり
 入念なウォームアップ後の練習で高山は、ロープ飛びを3ラウンドにシャドーを挟んでミット打ちに移動すると、4ラウンドほど心地よい音を響かせ、順調さをアピールした。その後はマスボクシングを4R、気合いの入ったバック打ちを2Rと2時間しっかり体を動かしジムを後にした。
いざ、激突。
 出発は4日。いざ、日本ボクシング史上初の4団体制覇へ