[海外ニュース]2014.6.26
揺れるW級王者ポーター
ショーン・ポーター
 IBF世界ウェルター級王者ショーン・ポーター(26=米)の2度目の防衛戦が微妙な状況になっている。当初は指名挑戦者ケル・ブルック(28=英)を相手に8月9日、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで防衛戦を行う予定だったが、ここにきてこれを回避する可能性が出てきたのだ。
ショーン・ポーター
 ポーターは昨年12月にデボン・アレクサンダー(米)を判定で下して王座を獲得。今年4月の初防衛戦では元2階級制覇王者ポール・マリナッジ(米)を寄せつけずに一方的な4回TKOで撃退。一気にウェルター級スター戦線に割り込んできた。次戦はIBFの指令に従ってブルックを相手に防衛戦を予定していたが、その一方でフロイド・メイウェザー(米)から9月13日の相手として逆指名を受けてもいるらしいのだ。もしもブルック戦を履行せずにメイウェザーとのスーパーファイトに臨む場合、IBF王座は剥奪されることになる。時期尚早としてメイウェザー戦を見送った場合、今後、同じようなチャンスが巡ってくるかどうかは保障の限りではない――はたして、ポーター陣営はどんな結論を出すのか。