[海外ニュース]2014.5.26
統一戦と転級睨むマクドネル
 亀田興毅(27=亀田)の返上により空位になったWBA世界バンタム級王座の決定戦が31日(日本時間6月1日)、英国ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる。タブティムダエン・ナ・ラチャワット(31=タイ)と拳を交える前IBF同級王者ジェイミー・マクドネル(28=英)は、「この試合は通過点」と話している。
 マクドネルは昨年5月、フリオ・セハ(メキシコ)に僅差の判定勝ちを収めてIBF王座を獲得したが、指名防衛戦を拒否したとして王座を剥奪された。今回は団体を変えての王座奪回戦となる。54戦52勝(34KO)2敗のラチャワットと対戦するマクドネル(26戦23勝10KO2敗1分)は「彼の戦績はすごいが、中身はたいしたことない。打って動き、冷静に戦う」と自信をみせている。さらに、この試合は通過点として位置づけている。「王座奪回は当然のこと。統一戦を行い、そのあとでスーパーバンタム級に上げる」と近い将来のプランも明かしている。マクドネル対ラチャワットはカール・フロッチ(英)対ジョージ・グローブス(英)のWBA、IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチの前座として組まれている。オッズは9対2で地元のマクドネル有利と出ている。