[注目ファイト]2014.3.23
42歳トンプソン競り勝つ
 ヘビー級の世界ランカー対決、オドラニエル・ソリス(33=キューバ/米)対トニー・トンプソン(42=米)の12回戦は22日(日本時間23日)、トルコのテキルダッグで行われ、トンプソンが2対1の判定で接戦を制した。
 体格で勝るサウスポーのトンプソンは手数と積極性で勝ったかと思われたが、4回を終了した時点の公開採点は39対37(二者)、40対36で三者ともソリス優勢だった。中盤に入ってさらに攻勢を増したトンプソンは8回終了時には77対75(二者)から支持を取りつけた(もうひとりは78対74でソリス)。その後も競った戦いは続いたが、結局、二者が115対114でトンプソン、もうひとりが116対112でソリスのリードとつけたためトンプソンの勝利が決定した。
 昨年、大型ホープとして期待されたデビッド・プライス(英)を2度倒しているトンプソンは、この勝利でWBCインターナショナル王座を獲得するとともに、再び上位浮上を確定的なものにした。痛恨の敗北となったソリスは22戦20勝(13KO)2敗。