[海外ニュース]2014.3.20
元王者ピーターが復帰
 元WBC世界ヘビー級王者のサムエル・ピーター(33=ナイジェリア/米)が22日(日本時間23日)、米国ワシントン州タコマで約3年ぶりの戦線復帰戦に臨む。
 ピーターは07年から08年にかけてWBC王座を保持していたが、膝の故障が癒えて4年ぶりに戦線復帰したビタリ・クリチコ(ウクライナ)に敗れて無冠になった。10年にはウラジミール・クリチコ(ウクライナ)の持つ王座に挑戦したが10回KO負けを喫し、11年4月の再起戦でもロバート・エレニアス(フィンランド/独)に9回KO負け。これを最後に実戦から遠ざかっていた。39戦34勝(27KO)5敗。 22日の再起戦では36戦28勝(14KO)8敗のデリック・ロッシー(33=米)と対戦する。  この試合の勝利を前提に、ピーターは6月4日にニュージーランドのオークランドで計画されているヘビー級賞金トーナメント「スーパー8」への参加を検討中と伝えられる。このイベントは優勝を目指して8人が一夜で覇権を競うもので、優勝者には20万ドル(約2040万円)、準優勝者には10万ドル(約1020万円)、ベスト4進出者には3万ドル(約306万円)の報奨金が用意されている。初戦敗退者にも1万5000ドル(約153万円)の報酬が約束されるという。そのほかにKO勝ちの場合はボーナスが加わる予定。いまのところ元世界ランカーのカリ・ミーハン(ニュージーランド)、マイケル・スプロット(英)、マーティン・ローガン(英)といった峠を過ぎた選手たちがエントリーを予定している。