[海外ニュース]2014.2.14
5/31 フロッチVSグローブⅡ
 因縁の英国ダービーⅡは5月31日に実現――WBA、IBF世界スーパーミドル級王者カール・フロッチ(36)と、同級6位ジョージ・グローブス(25)の再戦が5月31日に英国で行われることが決定した。
 フロッチとグローブスは昨年11月23日、英国マンチェスターで拳を交え、フロッチが9回TKO勝ちで3度目の防衛を果たした。しかし、初回にはグローブスが右で痛烈なダウンを奪っており、8回までの採点でもリードしていたこと、そしてレフェリー・ストップのタイミングがやや早かったことなどから敗者側が即再戦を訴えていた。IBFもグローブス陣営の要求に応えるかたちで両者に再戦指令を出していた。一時は興行権が入札に持ち込まれるかと思われたが、ここにきて両陣営が合意した模様だ。
 プロモートするマッチルーム・スポーツのエディ・ハーン氏によると、会場は未定ながら試合は英国内で開催されることになるという。「次戦に関してはいくつかのプランがあったが、世間が(グローブスとの再戦を)望んでいるので、それに応えることにした。前回は拙戦をしてしまったので、今度はしっかり戦う」と話すフロッチは、34戦32勝(23KO)2敗。一方、グローブスは80年代の歴史的名勝負、マービン・ハグラー(米)対トーマス・ハーンズ(米)の試合を引き合いに出し「英国のボクシング史に残る試合をしてチャンピオンになる」と意気込んでいる。20戦19勝(15KO)1敗。オッズは13対8でフロッチ有利と出ている。フロッチが勝った場合は、夏に米国で前WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)と対戦する計画が具体化しそうだ。