[前日計量]2013.6.15
ガルシアが2ポンド超過
ペナルティ支払合意書にサインするガルシア
 WBO世界フェザー級タイトルマッチ、王者ミゲール・ガルシア(25=米)対元王者ファン・マヌエル・ロペス(29=プエルトリコ)の12回戦は15日(日本時間16日)、米国テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われる。試合を翌日に控えた14日には計量が行われたが、そこでハプニングが発生した。
計量にパスしたロペス
 減量苦が伝えられたロペスが125.2ポンド(約56.9キロ)で計量をパスしたのに対し、ガルシアはリミットを2ポンド(約450グラム)超過する128ポンド(約58.0キロ)だった。ガルシアはこの2ポンドを落とす努力をせず、試合を前に王座を剥奪された。
アラム氏は当初試合の中止を発表
これに対しロペスは「今日の彼は体重をつくってこなかったのだから真のプロとはいえない」と批判。さらに挑戦者陣営は試合を成立させるために20万ドル(約1900万円)を要求したが、ボブ・アラム・プロモーターは「馬鹿げた金額だ」と一蹴。
ポーズ写真には仲良く
その後、三者間で妥協点を探り、なんとか試合は実現することになった。注目度の高いカードだが、ガルシアは自ら水を差すかたちとなってしまった。