3Rにバッティングでペンダービスの右目上が切れ、戦況はジャンに大きく傾いた。サウスポーのペンダービスに対しジャンは続く4R、ダウンを奪って勝負を決定づける。試合は続行されたが、ジャンが追撃したところでレフェリーが止めた。
　IBFのスーパーライト級王座はレイモント・ピーターソン(米)が保持しているが、今月18日にWBC暫定王者ルーカス・マティセ(亜)と無冠戦で拳を交えることになっている。指名挑戦権を獲得したジャンだが、どのタイミングでチャンスが巡ってくるのかは不透明だ。ハイチ出身で10歳のときにカナダに渡ったジャンは25戦全勝(17KO)。ペンダービスは23戦17勝(6KO)4敗2分。