[試合結果]2013.5.12
バーンズVSゴンサレス
大会ポスター
 相手や日程の変更を繰り返しながら辿り着いたWBO世界ライト級王者リッキー・バーンズ(英)のV3戦は11日(日本時間12日)、指名挑戦者ホセ・ゴンサレス(プエルトリコ)を相手に英国グラスゴーで行われた。
○リッキー・バーンズ(英)
 9R終了TKO
●ホセ・ゴンサレス(プエルトリコ)

 相手や日程のみならず所属プロモーションまでも変更するなどしたバーンズには、この防衛戦を前に危機感も漂っていた。挑戦者ゴンサレスが22戦全勝(17KO)の強豪だったからだ。その不安は的中した。ジャブの突き合いで始まった試合は、ゴンサレスが主導権を握ったままラウンドを重ねることになったのだ。応戦するバーンズだがミスが目立ち、なかなか地元ファンが喜ぶような展開に持ち込めない。そんな戦況が変わったのは7Rだった。指名挑戦者のペースが目にみえて落ちたのだ。疲労が顕著なゴンサレスから主導権を奪ったバーンズは8R、そして9Rとプエルトリカンを攻めつけた。9Rが終わりコーナーに戻ったゴンサレスは続行を諦め、棄権の意思表示をして試合が終わった。
 厳しい内容ながら3度目の防衛を果たしたバーンズは38戦36勝(11KO)2敗。ゴンサレスは23戦目で初黒星となった。