[海外ニュース]2013.4.4
28連続KOなるか
 WBA世界ヘビー級9位にランクされる米国ヘビー級期待の強打者デオンタイ・ワイルダーの次戦が4月27日、英国シェフィールドで行われることになった。プロデビューから27試合すべてKO勝ちのワイルダーの相手を務めるのは、世界挑戦の経験もある41歳のオードリー・ハリソン(英)。
 201センチの長身パンチャー、ワイルダーは08年北京五輪ヘビー級で銅メダルを獲得後にプロ転向。ここまで27連続KO勝ちを収めている。比較的イージーな相手との対戦が多いのは事実だが、最近は少しずつ対戦相手のレベルを上げている。今回の相手ハリソンはサウスポーの大型選手で、2000年シドニー五輪では金メダルを獲得した実績を持っている。プロでは37戦(31勝23KO6敗)を経験。3年前にはデビッド・ヘイ(英)の持つWBA世界ヘビー級王座に挑戦したこともある(3回TKO負け)。ワイルダーが次のステージに行くためには越えなければならないハードルといえる。
 試合はアミール・カーン(英)対フリオ・ディアス(メキシコ)の前座で行われる。また、この日は昨年のロンドン五輪ミドル級で銅メダルを獲得したアンソニー・オゴゴ(英)のプロデビュー戦も予定されている。24歳のオゴゴはミドル級6回戦でキーロン・グレイ(英=19戦5勝1KO13敗1分)と対戦する。オゴゴは問題なく初陣をクリアすると、5月18日に米国アトランティックシティで行われるデボン・アレクサンダー(米)対ケル・ブルック(英)、レイモント・ピーターソン(米)対ルーカス・マティセ(亜)のダブル世界戦の前座で第2戦が計画されている。