[海外ニュース]2013.2.21
バーンズ、今度も…
 3月16日に英国ロンドンで開催される予定のライト級世界王座統一戦、WBO王者リッキー・バーンズ(英)対IBF王者ミゲール・バスケス(メキシコ)の雲行きが怪しくなってきた。
 ボクシングの専門サイトboxing sceneがメキシコからの情報として報じているもので、バーンズ戦に関してバスケスとマネージャーが最終的な条件合意を渋っているというのだ。報酬の釣り上げ交渉と見ることもできるが、なにしろバーンズのV3戦はトラブル続きなのだから安心はできない。
 もともとバーンズは11月に防衛戦を予定していたが、挑戦者が交通事故に遭ったため相手を変更して挙行することに。しかし、その代役もトレーナーの急死やテレビ局が難色を示すなどしたため直前で没になった。日程を今年1月に先送りしたものの相手が見つからず、ここでも延期に。バスケスとの統一戦はこうしたトラブルを経て組まれたカードなのだ。しかも、この試合に勝てばWBC王者エイドリアン・ブローナー(米)との対決が現実味を帯びるとあって、バーンズ陣営はなんとしてもバスケスとの統一戦は実現させたいところ。試合まで3週間余り――はたしてバーンズ対バスケスは開催にこぎつけることができるのか。