[試合結果]2012.10.21
B級王座決定戦
 ホルヘ・アルセ(メキシコ)の返上で空位になっていたWBOのバンタム級王座決定戦が20日、フィリピンのパサイシティで行われた。ベルトを争ったのは1位のAJ(アレックス・ジョン)・バナル(比)と2位のプンルアン・ソー・シンユー(タイ)のふたり。
○プンルアン・ソー・シンユー(タイ)
 9回1分45秒TKO
●AJバナル(比)

 23歳のバナルと24歳のプンルアン。若い東洋人同士の王座決定戦は3回にアクシデント発生。バッティングでバナルが右目尻をカットしたのだ。これでハンデを負ったバナルだが、地元の声援を背に奮闘した。だが、その矢先の6回にローブローで1点のペナルティを科され雲行きは怪しくなってしまう。
 9回、プンルアンの右で倒れ込んだバナルだが、これはスリップと判断された。しかしプンルアンの攻撃は続き、今度は明らかなダウンを喫した。なんとか立ち上がったバナルだがダメージは深刻で、これを見たレフェリーが試合を止めた。
 アルセの後継王者となったプンルアンは44戦43勝(28KO)1敗。2度目のチャンスも生かせなかったバナルは31戦28勝(20KO)2敗1分。