[海外ニュース]2012.10.8
カバジェロが王座返上
 WBA世界フェザー級王者セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)が、ベルトを返上する意向であることが分かった。ボクシングの専門サイトboxing sceneが伝えているもので、空位になる王座の決定戦には対戦する予定だったニコラス・ウォータース(ジャマイカ)が出場することになりそうだ。
 カバジェロは昨年大晦日に細野悟(大橋)を一蹴したあと、今夏にはミゲール・ガルシア(米)との指名試合が予定されていた。興行権入札により高額の報酬も約束されていたが、マネージメントのトラブルでガルシア戦は白紙に。その後、ウォータースが指名挑戦者に変更され再び興行権入札が行われたが、今度は両者合わせて12万ドル(約960万円)という金額だった。
 これを受けカバジェロはWBA王座を返上、ウォータース戦を回避して3階級制覇に照準を合わせることになったと見られている。スーパーフェザー級はWBAが内山高志(ワタナベ)、WBCが粟生隆寛(帝拳)とふたつの王座を日本人選手が握っている。近い将来、カバジェロの再来日があるかもしれない。