○ファン・カルロス・サンチェス(メキシコ)
　9回2分25秒KO
●ロデル・マヨール(比)

　地元で2度目の防衛戦に臨んだ21歳のサンチェスだったが、スタートは押され気味だった。積極的にアプローチしてくるマヨールを持て余し、後手に回るケースが目立った。
　サウスポーの王者が明白にラウンドを支配したのは7回のこと。続く8回も押さえて迎えた9回、サンチェスは左右のコンビネーションで痛烈なダウンを奪ってマヨールをカウントアウトした。
　サンチェスは16戦15勝(8KO)1敗。2階級制覇に失敗したマヨールは39戦31勝(22KO)6敗2分。

　この日は同じく地元の元5階級制覇王者ホルヘ・アルセ(メキシコ)もフェザー級10回戦に登場。元WBO世界バンタム級王者マウリシオ・マルチネス(パナマ)に判定勝ちを収めている。採点は99対90が二者、97対92が一者だった。
　西岡利晃(帝拳)対ノニト・ドネア(比/米)の勝者との対戦に照準を合わせているアルセは、これで70戦61勝(46KO)6敗2分1無効試合。マルチネスは50戦36勝(24KO)13敗1分。