[試合結果]2012.9.16
IBFのバンタム級戦
モレル(左)サンタ・クルス(右)
 IBF世界バンタム級王者レオ・サンタ・クルス(米)対元2階級制覇王者エリック・モレル(プエルトリコ/米)のタイトルマッチ12回戦は15日(日本時間16日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われた。
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○レオ・サンタ・クルス(米)
 5回終了TKO
●エリック・モレル(プエルトリコ/米)

 初回から激しい打撃戦に突入した。頭をつけ合い同じように上下にパンチを散らす両者。先に主導権を握ったのはサンタ・クルスだった。モレルも果敢に打ち返すが、無敗の王者を止めることはできなかった。
 徐々に差が明白になるなかで迎えた5回、サンタ・クルスは元2階級制覇王者を攻め込み、ワンツーやアッパーを上下に打ち分けてダメージを植え付けた。試合が一方的になったと思ったのは観客だけではなかったようだ。当のモレルも、その陣営もそこで早々と敗北を受け入れ、棄権を申し出た。
 存在感を示す勝利で初防衛を飾ったサンタ・クルスは22戦21勝(12KO)1分。4月のアブネル・マレス(メキシコ/米)戦に続き敗退のモレルは50戦46勝(23KO)4敗。
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レオ・サンタ・クルス