[試合結果]2012.9.2
シュトルムvsゲール
 世界ミドル級王座統一戦、WBAスーパー王者フェリックス・シュトルム(独)対IBF王者ダニエル・ゲール(豪)の12回戦は1日(日本時間2日)、ドイツのオベルハウゼンで行われた。
○ダニエル・ゲール(豪)
 12回判定(2-1)
●フェリックス・シュトルム(独)

 3対2のオッズ(シュトルム有利)が出ていたとおり、両者の力は拮抗していた。先手を取ったのはシュトルムだった。スピードと左ジャブを生かしたアウトボクシングで主導権をつかみ、ゲールを突き放す。IBF王者もじわじわと接近を図り、中盤からは流れを自分の方に傾けた。シュトルムもカウンターを飛ばして抵抗をみせ、簡単にポイントを与えない。
 振り分けが難しいラウンドは終盤になっても続き、11、12ラウンドも拮抗した内容のまま試合終了のゴングとなった。
 わずかにシュトルムに地元の利があるかと思われたが、三者とも116対112の採点ながらふたりがゲールを支持していた。
 変則ながら王座統一を果たしたゲールは29戦28勝(15KO)1敗。13度目の防衛に失敗したシュトルムは42戦37勝(16KO)3敗2分。