[ニュース]2012.8.23
11/10 クリチコ弟のV13戦
 WBA、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)の13度目の防衛戦が11月10日、ドイツのハンブルグでマリアス・ワフ(ポーランド/米)を相手に行われることになった。
 クリチコは今年に入って3月にジャン・マルク・モルメック(仏)、7月にトニー・トンプソン(米)をいずれもTKOで一蹴。36歳になったが、いまだに圧倒的な強さを誇っている。最も長く保持しているIBF王座は今回が13度目の防衛戦となる。61戦58勝(51KO)3敗。
 一方、ポーランド出身で現在は米国東海岸をホームに活躍しているワフは、1979年12月生まれの32歳。27戦全勝(15KO)のレコードを誇る。WBCのインターナショナル王座を獲得、防衛するなど目下7連続KO中だが、相手はケビン・マクブライド(英)、タイ・フィールズ(米)など峠を過ぎた中堅どころばかり。しかし、身長202センチ、リーチ208センチ、体重も250ポンド(約113キロ)前後もある。身長200センチ、リーチ206センチ、体重245ポンド(約111キロ)のクリチコよりもわずかだが大きい体を持っている。パワー、テクニック、経験など総合力で大きく勝るクリチコの有利は絶対的なものといえるが、史上稀にみる巨人対決として話題性は十分といえそうだ。