[海外ニュース]2012.8.21
SW級挑戦者決定戦
 WBC世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレス(メキシコ)に対する次期挑戦者決定戦、バーネス・マーティロスヤン(アルメニア/米)対エリスランディ・ララ(キューバ/米)の試合が11月10日に行われることが有力になった。
 マーティロスヤン対ララは開催権を巡って入札となり、マーティロスヤンを擁するトップランク社が両者の合計報酬40万5000ドル(約3240万円)で落札した経緯がある。これを受けララを抱えるゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)はライバル社に挑戦者決定戦の開催を委ねるかたちとなっていた。
 いまのところトップランク社は11月10日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで予定されるマニー・パッキャオ(比)の試合の前座にマーティロスヤン対ララを組み込む意向と伝えられる。
 この試合の勝者はアルバレスに対する最優先挑戦権を得ることになるが、マーティロスヤンが勝った場合は世界戦を巡って再び両プロモーター間で熾烈な争いが展開されることは必至だ。
 戦績は、アテネ五輪出場の経験を持つマーティロスヤンが32戦全勝(20KO)、北京五輪前に亡命してプロ転向したサウスポーのララは19戦17勝(11KO)1敗1分。