[ロンドン五輪]2012.8.8
米国は初のメダルなし
 準決勝と決勝を待つばかりとなったロンドン五輪のボクシング競技。すでに日本はバンタム級の清水聡(自衛隊体育学校)とミドル級の村田諒太(東洋大学職員)が44年ぶりのメダル獲得を確定させ、史上初めて同一大会で複数のメダリストを輩出するという快挙を成し遂げた。その一方で米国勢の不振が目立った。
 現地時間の7日に行われたウェルター級の準々決勝でエロール・スペンスがロシアの選手に16対11でポイント負けを喫し、これで米国選手は出場した8人全員の敗退が決定した。米国は前回の08年北京大会でも金メダルはゼロだったが、現在プロで24連続KO勝ちのデオンタイ・ウィルダーがスーパーヘビー級で銅メダルを獲得、辛うじてメンツを保った。しかし、今回は金メダルはおろかメダルそのものがゼロに終わり、落日の印象を強くすることとなった。
 なお、フライ級、ライト級、ミドル級の3階級が実施された女子ボクシングでは、米国代表がフライ級とミドル級で準決勝に駒を進めている。