[海外ニュース]2012.3.14
W級に暫定王座
正規王者のフロイド・メイウェザー
 フロイド・メイウェザー(米)が君臨するWBC世界ウェルター級王座。そこに暫定王座が設けられることになった。メイウェザーが5月5日(日本時間6日)に1階級上のWBA世界スーパーウェルター級王者ミゲール・コット(プエルトリコ)に挑戦が決まっており、これに勝っても負けても6月から収監が待っているため。
 メイウェザーは暴行の罪によって1月から収監される予定だったが、5月の試合を考慮されて延期が確定している。なんとかコット戦を挙行できることになったが、6月からの収監は避けられない状況となっている。
 コットに勝ったとしてもメイウェザーがウェルター級の防衛戦履行義務を果たすことは事実上不可能になるため、今回の措置がとられることになった。暫定王座の決定戦は7月28日、米国カリフォルニア州サンノゼで予定されている。カードはWBCのシルバー王者セルチュク・アイデン(トルコ/独)対元3階級制覇王者ロバート・ゲレロ(米)。戦績はアイデンが23戦全勝(17KO)、サウスポーのゲレロが33戦29勝(18KO)1敗1分2無効試合。アイデンが勝てばトルコ初の世界王者誕生、ゲレロが勝てば4階級制覇となる。
 この勝者には収監が解かれたメイウェザーと統一戦を行うことが義務づけられる。