パブリックは2年前にセルヒオ・マルチネス(亜)に敗れて王座から陥落し、前後してアルコール依存状態に陥っていた。リハビリを経て昨年5月に戦線復帰を飾ったが、以後は再び11カ月近い空白ができてしまった。
　昨年11月には135万ドル(約1億1000万円)の報酬でIBF王者ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)への挑戦が計画されたが、見送っていた。この間、トレーナーをジャック・ロウエ氏からロベルト・ガルシア氏に変更するなど、環境を変えている。
　試合の4日後に30歳になるパブリックは39戦37勝(32KO)2敗。ジャコ戦を良いかたちでクリアすれば、次戦が6月9日のマニー・パッキャオ(比)対ティモシー・ブラッドリー(米)戦のアンダーカードに組み入れられる可能性もある。ジャコは17戦15勝(5KO)2敗。試合はスーパーミドル級リミットを2ポンド超える170ポンド(約77.1キロ)の契約体重で行われる。