[海外ニュース]2012.3.5
ポンサク、現役続行
ポンサクレック・ウォンジョンカム
 2日、ソニー・ボーイ・ハロ(比)に6回TKO負けを喫してWBC世界フライ級王座から陥落したポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)が、今後も現役を続けることが明らかになった。
 2日の試合、ポンサクレックは初回に挑戦者の左フックを浴びて前のめりにダウン。3回にも連打で崩れ落ちてカウントを聞かされ、6回には上下の連打を浴びて3度目のダウン。さらに再開後、ロープを背負ったまま強打にさらされ、力なく倒れると同時に福地勇治レフェリーに抱え込まれた。
 これ以上ないというほどの完敗だっただけに引退も考えられたが、本人は現役続行を宣言している。現地メディアには「ハロはこれまで対戦したなかで最もパワーのある選手だった」と感想を語っている。再起に関しては「早い時期にハロと再戦して雪辱したい」と話しているが、新王者はWBCの指名挑戦者・五十嵐俊幸(帝拳)との対戦が義務づけられており、前王者の希望がかなうのは早くてもその次ということになりそうだ。