ボクシングモバイルニュース
[記者会見]2012.2.28

クリチコらが自信の弁

ウラジミール・クリチコ(左)
 WBA、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)対挑戦者ジャン・マルク・モルメック(仏)の12回戦は今週末3月3日(日本時間4日)、ドイツのデュッセルドルフで行われる。試合に先立ち27日には現地で両者が会見に臨んだ。
 身長で19センチ、リーチで18センチ上回るクリチコは、これがIBF11度目、WBO7度目、WBA初防衛戦となる。世界戦だけでも今回で20回となるだけに、動じた様子は微塵もない。「モルメックにはフランス人初の世界ヘビー級王者になるという大きな目的がある。彼はタイトル戦を含んで経験も豊富は選手。体のサイズから考えて彼にパンチを当てるのは難しいと思われるが、それでもタイトルは守ってみせる」
 勝てばクルーザー級に続く2階級制覇となるモルメックは39歳。
 ヘビー級転向後は3判定勝ちだが、歴史的大番狂わせを起こす気概は十分だ。「私は鉄の意志を持って試合に臨む。クリチコの心を折って勝つ。私は誰も恐れてはいない。クリチコを倒してベルトを手に入れてみせる」
 戦績はクリチコが59戦56勝(49KO)3敗。モルメックが40戦36勝(22KO)4敗。オッズ(賭け率)はモルメックに最も好意的なもので41対1と出ている。