[海外ニュース]2017.12.6
引退試合は100万件視聴
コット引退試合

 4階級制覇の実績を誇ったミゲール・コット(37=プエルトリコ)のラスト・ファイトは2日、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)でサダム・アリ(29=米)を相手に行われた。このWBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級タイトルマッチはHBOテレビで全米に生中継されたが、その視聴件数がピーク時で100万件を超えたことが分かった。

 コットは7回に左の上腕二頭筋を痛めた影響もあってアリの追い上げを許し、小差の判定負けを喫してWBO王座を失った。ニールセン・メディア・リサーチのデータによると、その試合の視聴件数は平均で94万4000件、ピーク時に101万2000件だった。これは今年のHBOテレビのボクシング中継では5月のテレンス・クロフォード(米)対フェリックス・ディアス(ドミニカ共和国)の平均96万1000件に次ぐ数字だという。なお、コット対アリのセミ格で行われたレイ・バルガス(メキシコ)対オスカル・ネグレテ(コロンビア)のWBC(世界ボクシング評議会)スーパーバンタム級タイトルマッチは、平均で69万7000件、ピーク時78万8000件の視聴数だった。