[海外ニュース]2017.11.20
ウィリアムス 再起第2戦

 スーパーウェルター級でWBA(世界ボクシング協会)とWBO(世界ボクシング機構)で15位、WBC(世界ボクシング評議会)4位、IBF(国際ボクシング連盟)7位にランクされるジュリアン・ウィリアムス(27=米)は18日(日本時間19日)、米国ネバダ州ラスベガスで元IBF同級王者イシェ・スミス(39=米)と10回戦を行った。昨年12月、ジャモール・チャーロ(27=米)の持つIBF王座に挑んで5回KO負けを喫したウィリアムスにとっては再起第2戦だった。

 スピードとパンチ力で勝るウィリアムスが上々のスタートをきったのに対し、39歳のスミスは2回に偶然のバッティングで左目上をカットする不運な立ち上がりとなった。元王者も折々で反撃したが、ウィリアムスに傾いた流れを変えることができないまま試合終了のゴングを聞いた。採点は99対91、98対92、97対93でジャッジ三者が揃ってウィリアムスの勝利を支持した。今年6月に7回TKO勝ちで再起を果たしているウィリアムスは26戦24勝(15KO)1敗1分、スミスは38戦29勝(12KO)9敗。13年2月から9月までIBF王座に君臨したが、無冠に戻ってからは7戦4勝3敗となった。
 前座には12年ロンドン五輪フライ級銀メダリストのツグスツォト・ミャンバヤル(モンゴル/米)が出場、フェザー級8回戦で19戦全勝(12KO)のハルモニト・デラ・トーレ(比/米)に判定勝ちを収めた。2回に不覚のダウンを喫したミャンバヤルだったが、それ以外は試合を支配して78対73(二者)、79対73のスコアで勝利を得た。15年3月に米国でプロ転向を果たしたミャンバヤルは9戦目で初めての判定勝ちだった(9勝8KO)。