[海外ニュース]2017.11.10
“幻の五輪銀”第3戦

 12年ロンドン五輪フライ級銅メダリストで、16年リオデジャネイロ五輪ではフライ級で銀メダルを獲得しながらドーピング違反のためメダルを剥奪されたミハエル・アロイアン(29=アルメニア/露)が12月9日、ロシアのケメロボでスーパーフライ級のWBC(世界ボクシング評議会)シルバー王座の初防衛戦に臨む。相手はWBCフライ級19位のギエメル・マグラモ(23=比)。

 アロイアンはアマチュア時代に2度の五輪出場のほか、11年の世界選手権ではラウシー・ウォーレン(米)、アンドリュー・セルビー(英)を連破して優勝。13年の世界選手権も制覇している。また10年の欧州選手権では現WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(英)にも勝っている。今年5月のプロデビュー戦では世界挑戦経験者に10回判定勝ち、7月の第2戦では12回判定勝ちでWBCシルバー王座を獲得した。現在はWBCスーパーフライ級14位にランクされている。2戦2判定勝ち。元WBCインターナショナル・フライ級王者のマグラモは20戦19勝(15KO)1敗。