[海外ニュース]2017.7.5
地元開催望むディレル
アンソニー・ディレル

 WBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級王座決定戦は1位カルム・スミス(27=英)対2位アンソニー・ディレル(32=米)のカードで行われることになっているが、ここにきてディレル側が「9月9日、米国カリフォルニア州ロサンゼルス開催」から「9月8日、米国ミシガン州フリント開催」に変更を望んでいる。スミス側は「譲歩するつもりはない」と話している。

アンソニー・ディレル
 WBCのスーパーミドル級王座はバドゥ・ジャック(スウェーデン/米)が返上して空位になっているもので、スミス対ディレルで決定戦が行われることは確定している。しかし、ディレル陣営は地元フリントでの開催にこだわっており、空中分解する恐れも出てきた。兄のリアムに続く兄弟世界王者を狙うスミスは22戦全勝(17KO)、元WBC王者のディレルは32戦30勝(24KO)1敗1分。