[海外ニュース]2017.7.3
ウシクも参戦 4王者勢揃い

 9月から開催される重量級賞金トーナメント、「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」のクルーザー級部門に、WBO(世界ボクシング機構)同級王者オレクサンデル・ウシク(30=ウクライナ)も参戦することになった。これでクルーザー級は主要4団体の世界王者4人がエントリーしたことになり、激しい覇権争いが予想される。スーパーミドル級では新たに元ライトヘビー級王者ユルゲン・ブレーマー(38=独)の参戦が確定的となった。

 すでにクルーザー級ではWBA(世界ボクシング協会)レギュラー王者ジュニエル・ドルティコス(キューバ/米=21戦全勝20KO)、WBC(世界ボクシング評議会)王者マイリス・ブリエディス(ラトビア=22戦全勝18KO)、IBF(国際ボクシング連盟)王者ムラト・ガシエフ(露=24戦全勝17KO)がエントリーを済ませており、WBO王者のウシク(12戦全勝10KO)を加えて4団体の王者がすべて参戦することになった。4人とも全勝で高いKO率を誇っている。このほかクルーザー級では元王者マルコ・フック(セルビア/独)、クシシュトフ・グロワキ(ポーランド)、クシシュトフ・ウロダルチク(ポーランド)、そしてWBC1位のドミトリー・クドリャショフ(露)が参加を予定している。

 また、スーパーミドル級にはWBA同級王者ジョージ・グローブス(英)、WBA11位のジェイミー・コックス(英)、ライトヘビー級でWBA10位、WBC11位、WBO5位にランクされるエリック・スコッグランド(スウェーデン)に加え、このほどブレーマーも参戦を表明した。ブレーマーは「私はもともとスーパーミドル級で戦っていたので、元のクラスに戻るだけ。問題はない」と話している。WBSSの正式エントリー発表と1回戦のカード決定は8日にモナコで行われる。