3月11日にドイツのボンで行われるマヌエル・チャー(32=レバノン/独)対オドラニエル・ソリス(36=キューバ/米)のヘビー級戦について、プロモーターはWBA(世界ボクシング協会)の暫定王座決定戦と銘打っていたが、このほどWBAは承認しないとの判断を下した。WBAは各階級の世界王者をひとりに絞り込む方針を公にしたばかりだった。チャーはWBA7位にランクされているもののソリスは主要4団体すべてで15傑に名前がなく、当然といえば当然だろう。現在、WBAのヘビー級王座は空位だが、4位シャノン・ブリッグス(45=米)対5位フレス・オケンド(43=プエルトリコ)で決定戦を予定しており、また4月29日のアンソニー・ジョシュア(27=英)対ウラジミール・クリチコ(40=ウクライナ)の勝者をスーパー王者に認定することになっている。