[メキシコ情報]2017.2.12
元王者デマルコ 連敗脱出なるか
 元WBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者マルコ・アントニオ・デマルコ(31=メキシコ)は11日(日本時間12日)、メキシコのバハカリフォルニア州テカテでルイス・ソリス(24=メキシコ)とウェルター級10回戦で拳を交えた。かつてホルヘ・リナレス(31=帝拳)に勝ったこともあるデマルコはこのところは世界戦を含めて3連敗中とスランプに陥っていたが、久しぶりに勝利のコールを聞くことができた。初回は様子見に徹したデマルコだが、2回にはサウスポーから繰り出した左ストレートでダウンを奪った。中盤以降は両者ともスピードが落ち、打ち合うものの迫力を欠いた。終盤はともに疲労の色が濃くなり、10回まで戦いきるのが精一杯という様子だった。7回にソリスがホールドで減点されたこともあり採点は三者一致の99対89と大差がついた。連敗を脱したデマルコは39戦32勝(23O)6敗1分、ソリスは32戦20勝(17O)8敗4分。