[海外ニュース]2017.1.24
スーパーヘビー級金ヨカはプロに
 2016年リオデジャネイロ五輪スーパーヘビー級でフランスに金メダルをもたらしたトニー・ビクター・ジェームス・ヨカ(24)が、米国のリングスター社と契約を交わしてプロに転向することになった。英国のボクシングニュースが報じているもので、デビュー戦は未定ながらプロ転向後はフランスや英国、米国などで戦いながら世界一を目指す計画が立てられているという。
 ヨカは2010年シンガポール・ユース五輪決勝で現WBO(世界ボクシング機構)王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)にポイント勝ちを収めているほか、15年の世界選手権でも優勝するなど輝かしい実績を残してきた。リオ五輪では女子ボクシングライト級に出場したフィアンセのエステル・モスリ(仏)とともに金メダルを獲得して話題を提供したものだ。ヨカと契約を交わしたリングスター社のリチャード・シェーファー代表は「彼は才能に恵まれた選手。主戦場はフランスになるが、米国や英国など海外に出て戦う機会も出てくるだろう。彼はフランスのアンソニー・ジョシュア(英=現IBF王者)になれる」と期待を寄せている。