[海外ニュース]2017.1.8
コット「最新章の幕開け」
ミゲール・コット
 4階級制覇の実績を持つ元世界王者ミゲール・コット(36=プエルトリコ)の15ヵ月ぶりの復帰戦が2月25日、米国テキサス州フリスコのフォード・センターで行われる。その試合のPRのためコットは6日(日本時間7日)、対戦相手のジェームス・カークランド(32=米)とともにカリフォルニア州ハリウッドで会見に臨んだ。
ミゲール・コット
 コットは15年11月のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)戦を前に多額の承認料の支払いを拒否してWBC世界ミドル級王座を剥奪され、試合では判定負けを喫した。今回はそれ以来のリングとなる。すでに年内での引退を示唆しているコットだが、会見ではそのことには触れず「3週間前からトレーニング・キャンプに入っており、戦う準備は整いつつある。カークラドは手強い相手で勝利のために懸命になっているが、それは私も同じだ。この戦いは私の最新章になる」と述べた。
 これに対し15年5月にアルバレスに痛烈な3回KO負けを喫して以来の実戦となるサウスポーのカークランドは、再起戦に向け女性トレーナーのアン・ウルフ氏と練習に励んでいる。「彼女は私の力を限界まで引き出してくれる。コットは調整がうまく戦いも巧みだが、私はすべてをぶつけるつもりだ」と話した。コットは45戦40勝(33KO)5敗、カークランドは34戦32勝(28KO)2敗。