[海外ニュース]2016.12.24
怪物強打者の世界前哨戦
 プロデビューから10連続KO勝ち中のWBA世界ライトヘビー級3位、WBC4位、IBF2位、WBO3位のアルツール・ベテルビエフ(31=露/カナダ)は23日(日本時間24日)、カナダのオタワ近郊ガティノーでWBO同級8位のイシドロ・ピエトロ(30=パラグアイ/亜)を相手にNABA北米王座の4度目の防衛戦に臨んだ。
 世界ランカー同士の一戦だったが、実力差は歴然だった。開始早々、先制のダウンを奪ったベテルビエフは、さらに右から左、右と矢継ぎ早に強打を叩きつけて2度目のダウンを奪い、あっさりとけりをつけた。TKOタイムは初回2分44秒だった。NABA王座のV4に成功するとともに空位のWBCシルバー王座も獲得したベテルビエフは11戦全KO勝ち。今後は3団体統一王者のアンドレ・ウォード(米)や前王者のセルゲイ・コバレフ(露/米)、WBC王者アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)らの脅威になりそうだ。ピエトロは31戦26勝(22KO)2敗3分。