[海外ニュース]2016.12.23
あすベテルビエフの前哨戦
 プロデビューから10連続KO勝ちをマークしているWBA世界ライトヘビー級3位、WBC4位、IBF2位、WBO3位のアルツール・ベテルビエフ(31=露/カナダ)は23日、カナダのオタワ近郊ガティノーでWBO同級8位イシドロ・ピエトロ(30=パラグアイ/亜)と対戦する。
 ベテルビエフはアマチュア時代にセルゲイ・コバレフ(露/米)に2度勝ったほか2度の五輪出場を果たしており、プロ転向後も快進撃を続けている。ただ、故障が多いのが不安の種で、昨年と今年は2試合ずつと実戦が少なくなっている。22日に行われた計量は174.2ポンド(約79.0キロ)だった。30戦26勝(22KO)1敗3分の戦績を残しているピエトロは173.8ポンド(約78.8キロ)だった。試合はベテルビエフの持つNABA北米王座のV戦として行われる。コバレフから3団体統一王座を奪ったアンドレ・ウォード(米)、WBC王座を7度防衛中のアドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)にプレッシャーをかけることができるか、ベテルビエフの戦いぶりに注目が集まる。