[海外ニュース]2016.12.22
オルティスに指名挑戦権
ルイス・オルティス
 WBAは来年4月29日に英国ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われるIBF世界ヘビー級タイトルマッチ、王者アンソニー・ジョシュア(27=英)対元3団体統一王者ウラジミール・クリチコ(40=ウクライナ)の勝者を同団体のスーパー王者に認定する方針だが、その新王者に対する最優先挑戦者としてルイス・オルティス(37=キューバ/米)を指名している。
タイソン・フューリー
 WBAのスーパー王座はタイソン・フューリー(英)が持っていたが、ドラック吸引の事実が明らかになったあと10月に王座を返上。一方、WBAは同じく空位になっているレギュラー王座の決定戦カードをルーカス・ブラウン(豪)対シャノン・ブリッグス(米)に決めたが、直後にブラウンの再度のドーピング違反が発覚。現在は宙に浮いた状態になっている。こちらはブリッグス対フレス・オケンド(プエルトリコ)を代替えカードにする予定と伝えられるが、2年以上も実戦から遠ざかっているオケンドがリングに上がるかどうか疑問だ。
アンソニー・ジョシュア
 こうしたなかWBAはジョシュア対クリチコの勝者をスーパー王者に認定する方針で、このところアクティブに活動している前暫定王者オルティスを指名挑戦者として認定している。オルティスは9月にジョシュアと同じマッチルーム・ボクシングとプロモート契約を交わしており、エディ・ハーン・プロモーターは「17年の後半にはジョシュア対オルティスを実現させたい」と話していた。