[海外ニュース]2016.7.16
WBAが「待った」
 9月10日に英国ロンドンで行われることになったWBA、WBC、IBF世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)対IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(30=英)について、WBAが「待った」をかけた。
ゲンナディ・ゴロフキン
 WBAはゴロフキンに対し「サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との大一番が実現するのであれば指名防衛戦を先送りするが、それ以外の場合はレギュラー王者のダニエル・ジェイコブス(米)との対戦を課す」と伝えていた。しかし、ゴロフキン陣営はアルバレス戦が壊れたためブルック戦をまとめ、公式に発表した。こうしたなかWBAは「特別承認を得る必要がある」として、ゴロフキン陣営に承認申請をするよう通達した。ヘスス・メンドサWBA会長と選手権委員会は、「ブルックと戦うならば特別承認を得なければならないが、申請がないまま(ブルック戦が)発表された」というのだ。ゴロフキン陣営が特別承認を求めない場合、あるいは要請しても承認が得られない場合、最悪のケースとしてゴロフキンのWBAスーパー王座が宙に浮く可能性も出てきた。
 なお、ゴロフキン対ブルックのチケットは発売から11分でソールドアウトになったと報道されている。