[海外ニュース]2016.7.11
M級戦占うマルケス
ファン•マヌエル•マルケス
 WBA、WBC、WBO世界ミドル級タイトルマッチ、王者ゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)対IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(30=英)は9月10日、英国ロンドンのO2アリーナで行われる。その大一番について、かつてブルックと対戦するプランもあった元世界4階級制覇王者のファン・マヌエル・マルケス(42=メキシコ)が、勝負の行方を占っている。
 マルケスは14年5月のマイク・アルバラード(米)戦を最後にリングから遠ざかっているが、1年前にはブルックとの対戦話が持ち上がったこともある。そのマルケスはゴロフキン対ブルックについて「ブルックは捉えどころのないスタイルを持っているが、体重の差は決定的といえる。ゴロフキンは前に出て強打を叩きつけるタイプだけに、ブルックにとっては厳しい戦いになるだろう」と予想している。ブルックの勝機については「ゴロフキンのパワーに対抗するにはスピードが大事だが、12ラウンドすべてでスピードを保ち、パンチを出し続けなければならない」と、その作業が極めて難しいことも指摘している。