[海外ニュース]2016.6.24
シェーファー氏が業界復帰
 ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)の元CEO(最高責任者)で、2年前に同社を去ったリチャード・シェーファー氏が、このほど「リングスター・スポーツ」というプロモート会社を設立し、ボクシングビジネスに復帰することになった。
 スイスの元銀行員でもあるシェーファー氏は元世界6階級制覇王者オスカー・デラ・ホーヤ氏に乞われて02年にGBPを共同で設立し、数々の注目ファイトをプロモートしてきた。しかし、アル・ヘイモン氏傘下の選手と正式契約を結ばないままGBPのイベントに出場させるなどしたため摩擦が生じ、14年6月にGBPを退社。その後、GBPが同氏を訴えるなど一時は泥沼化しそうなムードだったが、のちに和解している。こうしたなかシェーファー氏は「リングスター・スポーツ」を設立。すでに米国ニューヨーク州、テキサス州、カリフォルニア州でライセンスを取得しており、遠からずラスベガスを抱えるネバダ州でもプロモートの許可が下りるものとみられている。場所は未定だが、秋にも初のイベントを主催する計画だという。シェーファー氏は昨年9月の試合を最後に引退したフロイド・メイウェザー氏とも近い関係にあるといわれているだけに、今後は誰と提携していくのか注目される。