[メキシコ情報]2016.6.20
1位のウスカテギが前哨戦
 IBF世界スーパーミドル級1位ホセ・ウスカテギ(25=ベネズエラ/メキシコ)が18日(日本時間19日)、メキシコのバハカリフォルニア州ティファナでベテランのデリック・フィンドリー(32=米)と拳を交えた。
 ウスカテギは4月にジェームス・デゲール(英)の持つIBF世界スーパーミドル級王座に挑む予定だったが、負傷したため見送った経緯がある。2ヵ月の猶予を持って臨んだこの日は3回終了後にフィンドリーが棄権したためTKO勝ちを収めた。あらためてデゲールへの挑戦の機会を探ることになったウスカテギは26戦25勝(21KO)1敗。アンドレ・ウォード(米)や強豪との対戦経験が豊富なフィンドリーは45戦23勝(15KO)20敗1分1無効試合。
 この日はWBA女子世界ミニマム級タイトルマッチも行われ、王者アナベル・オルティス(メキシコ)がジョレーネ・ブラックシャー(米)に8回TKO勝ちを収めた。オルティスは4回、ワンツーを浴びてキャンバスにグローブをつくダウンを喫したが、5回からは相手の打ち終わりを狙って反撃。8回終盤、連打を浴びせてレフェリー・ストップに持ち込んだ。3年前に多田悦子(真正)から王座を奪ったオルティスは7度目の防衛に成功、戦績を24戦21勝(4KO)3敗に伸ばした。46歳のブラックシャーは17戦9勝(4KO)8敗。このところ6戦1勝5敗と振るわない。