[海外ニュース]2016.4.18
暫定王者が不覚
 WBA世界ライトフライ級暫定王者ランディ・ペタルコリン(24=比)は15日、オーストラリアのフレミントンでオマリ・キムウェリ(33=タンザニア/豪)とのWBCシルバー・フライ級王座決定戦に臨んだが、意外にも12回判定負けを喫した。
 採点はジャッジのひとりが114対113でペタルコリンのリードとつけたが、残る二者が115対112でキムウェリを支持したため、フレミントンを主戦場にするキムウェリの勝利が決まった。しかし、ペタルコリン陣営は「キムウェリが4度もノックダウンを喫したのにレフェリーがカウントしなかった。それが正当に判断されていればペタルコリンが勝っていた」という趣旨の抗議書をWBCに提出した。WBAとWBCの判断に要注目だ。サウスポーのペタルコリンは26戦23勝(18KO)2敗1分。13年1月に来日して小野心(ワタナベ)と東洋太平洋王座を争い判定負けを喫しているキムウェリは19戦16勝(6KO)3敗。